おとらのブログ

観たもの、見たもの、読んだもの、食べたものについて、ウダウダ、ツラツラ、ヘラヘラ書き綴っています。

明るいニュースと暗いニュース


 まずは明るいニュースから。梅玉さんが重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)に認定されました。誠におめでたいことでございます。梅玉さんの襲名披露公演は見てます。それも南座の桟敷席です。ただ、その頃は梅玉さんのことは全く存じ上げず、何をお勤めになったのか何も覚えておりません。福助さんも同時襲名で、福助さんが「籠釣瓶」の八ッ橋をされ、吉右衛門さんが次郎左衛門でした。口上に歌右衛門丈、十三世仁左衛門丈が並んでいらっしゃって、「動いてる歌右衛門さん」をかろうじて拝見することができました。その後も何となく漫然と舞台を見ておりましたが、ここ何年かでようやく梅玉さんの“良さ”みたいなものを意識するようになりました。いつも書いておりますが、往年のNHKアナウンサーのような語り口が大好きなんです。歌舞伎座がコロナでガタガタしてる中、ちょっとホッとする明るいニュースが心に沁みました。本当によろしゅうございました。

 で、その歌舞伎座ですが、残念ながら暗いニュースです。千穐楽までのすべての公演が中止になりました。何となく無理っぽいかなとは思っていましたが、仕方ありません。こればかりは誰が悪いわけでもないのですから。ようやく通常運転に戻る一歩前ぐらいまでたどり着き、安堵したところでしたが。罹患された方々が早く回復され、後遺症も残らないようにと祈ります。今日、帰宅したら、歌舞伎座の写真入りの筋書が届いておりました。いつもなら、3部とも見ているので、舞台写真もあらすじも「あぁ、あれね」と確認しながら見るのですが、今回は3部だけ、1部と2部が全く“未知の世界”で不思議な感じでした。ちょっと切ない気分になりました。